森と街に暮らす

春から秋は長野、冬は東京の二拠点生活。主に自然、食べ物、日々の暮らしのことなど。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

かまどごはん

かまどで炊いたご飯を食べた。あの旨味はなんだろう。「かまどで炊くごはんの味」としかいいようのない味がする。ほのかな甘みがあり、おかずなしでも箸がすすむ。薪で火をおこし、薪の量で火力を調整するのは、もはや特別な技術のように感じる。かまどで調…

山登り

初めて一人で山に登った。 2000m以上の高さのある山だったので、雲の中、山々が連なっているのが一望できた。早朝の山は、人もまばらで予想以上の美しさだった。英語に「Blow my mind」という表現があるが、本当に心にさっと風が通っていくような感覚がする…

お茶と共にある暮らし

ここ最近、お茶入れて一日のリズムを作ることが習慣になりつつある。毎日の朝食後、夕食後と、リフレッシュしたいときや落ち着きたいときにも入れる。 2年前、デンマーク人の友達の家に泊めてもらった時、朝晩お茶をいれてのんびり話をしたのがいい時間だっ…

清流

長野に、短い夏が来た。夏だー!と思うのは、お盆の間の、ほんのつかの間の期間だ。 住まいの近くに川があって、暑くなるのを待って水浴びに行く。水温が冷たすぎるので長く水につかってはいられないが、ゆっくりと川岸で涼む。 大人になって初めて川遊びを…

焚火

満月に焚火。よか晩でした。

日照時間と果物

今年はあんずが出回らなかった。 例年7月になるとよく見かけるが、今年は梅雨が長く、雨も特に多かったせいか、全く見なかった。8月に入って、ワッサーやネクタリン、桃などの果物が出てきたが、心なしか例年より甘さが控えめな気がする。 日照時間が果物の…

森を散歩していたら、泡が落ちていた。泡?よく見たらいろんな所にある。つついてみると、ちょっとぬめっとして糸を引いた。 この正体は「あわふきむし」で、幼虫が自分の身を守るため泡状の巣をつくることから由来するらしい。森で暮らしていると、本当にた…

梅仕事のこと

梅を収穫し、梅干しやシロップや梅酒などの保存食をつくる一連の作業を梅仕事という。瓶を消毒して、梅を洗って、へそをとって砂糖と一緒につけておくと、梅シロップができる。今年は図らずも東京滞在が長くなり、梅仕事の季節を東京で過ごした。 梅仕事を始…

樹齢400年の杉並木を歩く

戸隠を訪れた。 奥社までの道にある杉並木は、1600年代に当時千石を拝領した寺が杉を植樹したと書いてあった。樹齢は推定400年か。 人の背丈をはるか遠くに超え、20mはあろうかという杉並木を歩くと、神聖な気持ちになる。入り口から30分ほど歩いていくの…