森と街に暮らす

春から秋は長野、冬は東京の二拠点生活。主に自然、食べ物、日々の暮らしのことなど。

森を散歩していたら、泡が落ちていた。
泡?よく見たらいろんな所にある。
つついてみると、ちょっとぬめっとして糸を引いた。 

この正体は「あわふきむし」で、幼虫が自分の身を守るため泡状の巣をつくることから由来するらしい。森で暮らしていると、本当にたくさんの種類の虫に出会う。決して虫好きではないが、ガラス窓や手すりを横切っていく虫がいると、つい見てしまう。

 

去年森での生活を始めるにあたって、ヘンリー・D・ソローの『森の生活』の引用を部屋に貼った。

I went to the woods because I wished to live deliberately, to front only the essential facts of life, and see if I could not learn what it had to teach, and not, when I came to die, discover that I had not lived.

森で命の本質に向き合う。 死ぬ間際に自分の人生を生きていなかったと気づくことがないように暮らす。そんな風に生きたいなと思っている。

 

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アワフキムシ。虫の姿は見えない。