森と街に暮らす

春から秋は長野、冬は東京の二拠点生活。主に自然、食べ物、日々の暮らしのことなど。

日照時間と果物

今年はあんずが出回らなかった。

例年7月になるとよく見かけるが、今年は梅雨が長く、雨も特に多かったせいか、全く見なかった。8月に入って、ワッサーやネクタリン、桃などの果物が出てきたが、心なしか例年より甘さが控えめな気がする。

日照時間が果物の質に影響する。シンプルだけれど、工場生産のもので均一の質が手に入ることに慣れてしまったからか、農作物は自然の一部であるという当たり前のことにハッとする。

 

人も作物と同じように、水と土と光を必要とするのだろう。

同僚がふと、「こっちにくるとつま先とか爪先が汚れるんだよね」といった。舗装されてない道があって、森があって、作物を育てている畑がある。日の光を浴び、土に触れることで、無意識のうちに自然から安らぎを与えられていると思う。

 

f:id:mori_neko:20200803142145j:plain

やっと晴れた日