森と街に暮らす

春から秋は長野、冬は東京の二拠点生活。主に自然、食べ物、日々の暮らしのことなど。

7月29日 森にきて3週間


森にきて、3週間が経とうとしている。
部屋のドアを開けると、目の前に緑が広がっている。毎朝外へ出るこの瞬間が気持ちよくて好きだ。

 

 森の生活に慣れると当たり前になるけれど、部屋には電波もないし、テレビや電子レンジもない。実は部屋にトイレもなく、一旦屋外に出てから共同のトイレを使っている。東京での生活に比べると「不便なこと」だが、不思議と不便に感じない。きっと私にとっては優先順位が低いことなんだろうと思う。

去年ここでの生活を始めたときは、森に閉塞感を感じることもあった。月1回は他市や他県に遠出していた。それに比べると、今年は外に出たいという衝動が今のところない。

本来は春から長野に来る予定だったが、4か月遅くなった。東京での予期しない都会生活の延長は、思った以上にこたえていたようだった。

今はここで静かに過ごしていることに喜びを感じる。

 

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ねむの木。香りもとても良い。